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大逆転裁判とホームズ原作。 [逆転裁判・検事シリーズ]

いつもプレイ日記を書こうと思っているのに、気がつくと夢中になりすぎていてゲームが終わっているという状態の逆転裁判シリーズ。レイトン教授vs逆転裁判も書けなかった…凄い好きだったのに。

さて、そんなわけでプレイ日記は書けませんがでしたが、大逆転裁判のちょっとした感想とホームズの原作のことも合わせて書いてみようかなと思います。このブログにおきましては、ネタバレ等は一切気にせずに書いておりますので、未クリアの方は自己責任でご閲覧をお願いいたします。

・まずは、大逆転裁判の感想とか希望とか。
逆転裁判シリーズ1〜3の時は、1本クリアしただけでも相当達成感はありましたが、今回はそれがかなり少なかった気がします。個人的に知りたかった事(例えばバンジークス卿の過去や亜双義くんの目的?などなど)が全く今回触れられていなかったので、残念といえばそこが残念。今後のためにあえて伏線を回収しなかったということなのかもしれませんので、その場合は次回作があれば…期待したい所存!それから、なんでこんなにすっきりしないのかなというのを個人的に考察した時に、殺人ではない事件が2つあったからというのもあるのでしょうか。2話と4話は事故ですので…両方とも怒りのやり場に困るというか…ほら、犯人がわかればスッキリするけど、不運が重なって人が亡くなってその原因を作った人物がわかっても、責められないっていうかね…そういうのがあったもんで、なんかこうスッキリしなかったんじゃないかなと思いました。あと、1話は犯人がわかったのに外国人という理由でどうすることもできなかったことも要因の一つだったのかと。

良かった点としては、キャラクターの動きでしょうか!本当によく動く。カメラワークも手伝って、とても躍動感のある作りになっているんじゃないかなと思いました。話はちょっとスッキリしませんでしたが、動きを見るだけでも一見の価値はあるんじゃないかなと。ただ、結構前置きの長いキャラもいるので裁判シーンでそれを連発されるとちょっと…という時もありましたが、動きでキャラの性格なんかもわかりますので、これについては本当に素晴らしいなと思いました。個人的に、夏目漱石さんとクログレイさんあたりの動きが好きです。ふふ。亜双義くんの鉢巻の無駄ななびきも大好きですw

今後もし続編が出るのであれば、お話に関しては期待をいっぱい持ちつつ。

あと、これは完全に余談ですし妄想なのですが、2話で亡くなった亜双義くんに関して。実は死んでいないんじゃないかと個人的に思っているんですが、どうなんでしょうね…???ただ…2話の亜双義くんの死因は事故なので…計画性が全くない事からこれから申し上げる予想が的中する可能性は相当低いとは思うのですが、こうである可能性ってないのかなと…。以下、希望というか妄想。

亜双義くんは何か大きな目的があって大英帝国に向かった感じでしたよね。しかも、悲しそうな顔で目的こそ告げませんでしたが、ナルホドくんが弁護士にならないと困る事情でもあるかのような感じでした。でも、密航してまで連れてきたナルホドくんは、あまり本気で考えていそうな気配ではなかった。できれば大英帝国に着くまでに、弁護士となるのは難しくても共に戦ってくれることに本気になってくれないと困るとか、そういう事情は…なかったのかな?と…。ランドストマガジン1号のショートショートでは亜双義くんとナルホドくんは弁論大会の後に知り合ったという感じで描かれていました。私はもっと昔からの親友かと思っていたので比較的新しい関係でびっくりしました。まぁショートショートはネタなので、どこまで本編と関わっているのかわかりませんが、知り合って友達になるきっかけが弁論大会でしたので…力強く語れる同志(志を共にして戦ってくれそうな人)を求めていたのかなとは感じました、勝手にw

じゃあ、ナルホドくんを本気にさせるためには、どうするか。そう考えた時に、自分(亜双義)がいなくなれば、本気になってくれるんじゃないかと考えた。安易かもしれませんが、私の頭ではそれくらいしか思いつきませんでしたw 親友でなければ、友達思いのナルホドくんでなければ本気で弁護士になろうなんて考えなかったかもしれませんので、その辺は亜双義くんも信用していたんじゃないかと思うんですよね。なので、自分はひとまず表舞台から姿を消した…と私は思った次第です。ただ先にも述べました通り、亜双義くんの事件に計画性があれば可能なんですが…どうもそうじゃなさそうなので…可能性は低いのかな…と…。涙。

というのが、私の簡単な感想を含めた希望とか妄想のお話でした。

さて、ここから先はホームズの原作のお話です。本当は読む気は余りなかったのですが、大逆転裁判のゲームの中に「まだらの紐」と「バスカヴィル家の犬」のタイトルが出てきて気になりまして。読もうと思った決定的な理由が「バスカヴィル家の犬」のゲーム内での扱い。世間に公表するのはまだ早いとかで質に預けてある感じでしたよね。時期を見る理由がどこにあるのか…そうなると、内容がきになるじゃないですか!当初はシリーズ最初からバスカヴィル家の犬まで読む予定でしたが、面白かったので一気に全部買ってしまいましたw しかし、バスカヴィルはこれといって時期を見て公開する内容でもなさそうなのですが…これは質屋主人の密室殺人事件でジーナさんを関わらせるために作った設定で、中身とは関係していないのかなとも少し考えたんですが、どうなんでしょうか…気になる…。

以下は、原作で気になったところをメモがてらに残してあります。ご興味のある方はどうぞ。主にゲームのシーンや設定のモチーフが原作で言う所のこの辺じゃないかな?(あくまで、この辺じゃないかな?という程度です)という個人的なメモです。本当かどうかはわかりません、あらかじめご了承くださいませ。私が購入したのは「光文社文庫 新訳 シャーロック・ホームズ全集(全9巻) 訳:日暮雅道」です。「緋色の研究→4つの署名→シャーロック・ホームズの冒険→シャーロック・ホームズの回想→バスカヴィル家の犬→シャーロック・ホームズの生還→恐怖の谷→シャーロック・ホームズ最後の挨拶→シャーロック・ホームズの事件簿」の順に読んでいます(その後にホームズのパスティーシュである「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」)。ホームズシリーズは今回初めて読みました。

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: 文庫


*緋色の研究(長編)
・「あなた、アフガニスタンに行っていましたね?」
原作のホームズが、ワトソン博士に言ったセリフ。ゲームの2話でホームズがナルホドくんか誰かにこれに似たことを言っていたような??

*4つの署名(長編)
・「男で一番嫌な奴だったのは、ロンドンの貧しい人たちのためにって、25万ポンド近くも投げ出した慈善事業家」
原作ホームズのセリフ。これを読んだ時に、個人的に真っ先思い浮かんだゲームキャラがメグンダルでしたw
・原作に陪審員が12名という記述がありました。ゲームだと6人なのでちょうど半分にしたんでしょうか。12人いたら更に話がややこしくなりそうですもんね><
・四つの署名、これは簡単に言うと盗んだ宝物を後で4人で分けるという約束をした証という感じでしょうか。もちろん裏切り者は出ましたがw 4人…偶然かもしれないのですが、大逆転裁判の5話の最後の最後で暗号が4人の名前であったことが判明しましたよね。この本のタイトルになぞられているのかなとちょっと思いました。ただ、なんの名前のリストかはわかりませんが…宝の山分けとかでは絶対なさそうですし。
・この物語の最後にワトソン博士はメアリ・モースタンさんと結婚する。

*シャーロック・ホームズの冒険(短編集)
#赤毛組合
・ゲームのホームズが質屋でクログレイさんの人物像?(共同推理のところだったのではと記憶しているのですが…)を推理したセリフの中に、地面に穴を掘ってトンネル作って銀行から大金を盗む的なことを言っていたと思うんですが(うろ覚えです、すみません)、それを彷彿とさせるのがこの物語ではないかと思います。しかし、あんなところで地面掘ったら、掘った土とか本当にどうするんでしょうねw あと、重たいお金などをどうやって運び出すのかというのも気になるところです。

・巡回裁判という記述がどこかの短編で。

#まだらの紐
ゲームの2話で出てきた原作タイトル。ゲーム内の舞台が船であることを除けば原作と共通点がいっぱいです。思わずニヤニヤしながら読んでしまいましたw

*シャーロック・ホームズの回想(短編集)
#ボール箱
・「今持ってるストラディバリウスは安く見積もっても五百ギニーはする品だが、トットナム・コート通りのユダヤ人の質屋でたった五十五シリングで手に入れた」
ゲーム内でもホームズが所有しているストラディバリウスのバイオリン。原作のホームズも持っていて、その入手についてのセリフが上記したもの。購入した原作では1ギニーが21シリング(2万五千二百円)、1シリングが12ペンス(1200円)と解説。

#マスグレイブの儀式書
・「触発引き金つきのピストルと、ボクサー弾の百発入りを取り出してアームチェアに座り、部屋の壁に弾を打ち込んで”V.R.”という愛国的な文字を作ることもあった」
ゲームのホームズの部屋の壁にピストルで撃った文字がありますが、原作にも同じような表記が。

#ギリシャ語通訳
・ホームズに兄がいるという記述が。マイクロフト・ホームズというお名前のようです。ゲームでもそのうち出てこないかなw

*シャーロック・ホームズの生還(短編集)
#プライアリ・スクール
・事件のあった学校周辺図に「闘鶏亭」の文字。
ゲーム大逆転裁判の特装版「劇中画報」の細長さんのキャラクターを作るにあたってのコメントに、「ラ・クワントス」は最初軍鶏を出すお店だったと記載。ちょっとニュアンスは違いますが、原作の闘鶏亭がモチーフなのかなぁと少し思ったのでメモ。ただ、お店の雰囲気は全然違いそうですがw

*シャーロック・ホームズの事件簿(短編集)
#サセックスの吸血鬼
・大逆転裁判1章でワトスン博士の殺害に使用された毒物の名前が「クラーレ」だったのではないかと記憶しているのですが…どうだったでしょう(うろ覚え)?「クラーレ」という名称が出てくるのがこの話でした。ただ、ここではこの毒物に関する詳しいことは書かれておらず、どちらかというとシャーロック・ホームズ最後の挨拶「悪魔の足」に出てくる「ラディクス・ペディス・ディアボリ」の方が、名前は違えど「薬種文献にも毒物文献にも載っていない」毒物だそうなので、ゲームの方のイメージに近いのかなという気が…。ただ、この毒物に関しても原作には細かい記載はありませんでしたが。
・「抜けるような白い顔に金髪の…」少年の描写。何となくクログレイさんを彷彿とさせるような?

#高名な依頼人
・この物語のラスボス「アデルバート・グルーナー男爵」が超美男子(らしい)で結婚詐欺師というか…女たらしなのですがw 個人的には雰囲気がバンジークス卿をふっと思い出さずにはいられない感じでした。物語の最後の方で酸かなんかでそのお顔は無残になってしまいますが、それを額というか眉間の傷に置き換えた感じだと思えば…。かなり無理はあるけどもw この人を嗅ぎ回っていた人がことどとく闇に葬られている点は…ちょっとニュアンスは違いますが似ているんじゃないかなと!思うのですが!どうですか!?(聞かれても)

#3人のガリデブ
・4章に出てきましたガリデブさんの名前の元となる方々が出てきます。

*全般
#グレグスンとレストレード。
・両者ともスコットランドヤードの刑事。大逆転裁判ではグレグスンが刑事として登場しますが、原作ではどちらかというとレストレードの方が登場頻度は高いような気がしました。しかしこのレストレードという名前、実はジーナさん(ジーナ・レストレード)が引き継いでいます。どういう役回りなのか続編(があれば)で期待したい感じです。まさか、私服刑事とかだったりして???

#ランドストマガジン4号
・「火事だ!」→シャーロックホームズの冒険「ボヘミアの醜聞」より。
 →とある女性が持っているスキャンダルになる写真のありかを探るために
  仕込んだ計画。発煙筒を使って「火事だ!」と叫んだのはワトスン博士。
・ホームズが投げたナポレオン像
 →シャーロックホームズの冒険「6つのナポレオン像」より。
  原作では像の一つに、盗んだ人間によってたいそう高価な真珠が
  埋め込まれた。
・オレンジの種五つ
 →シャーロックホームズの冒険「オレンジの種五つ」より。
  秘密結社K.K.Kによる死の宣告書のような手紙に同封されていた種。
  受け取った人間には確実に死が訪れる。
・ボスコム谷の謎
 →殺害事件の現場に沢山残った足跡をホームズが探索するシーンがある。
・余談
 →高倍率顕微鏡(シャーロックホームズの事件簿「3人のガリデブ」)
 ホームズがゲーム内で欲しがっていた顕微鏡?
 原作には存在しか描写されておらず、ホームズが欲しがってるという記述は
 ないのですが、欲しがりそうな感じはあるかも?
 ただ、他の話で顕微鏡を使っていた記述があったと思うので(多分…高倍率の
 物かどうかはわかりませんが)、ゲームのホームズものちに買ったり
 していたかもと妄想。

#馬車の呼び方に関して
二輪辻馬車(ハンサム・キャブ)一頭だて二輪辻馬車
               二人用座席(屋根つき)の後ろに御者
               ホームズがよく使っていた???
二輪馬車(ドッグ・カート)  座席が背中合わせになっているもの
二輪馬車(ギグ)
四輪辻馬車(フォー・ウィーラー)
四輪馬車(ランドー)     座席二つ
               幌がてっぺんで前後に分かれ、
               座席の後ろに折りたためるようになっている。
四輪馬車(ワゴネット)    二頭だて。屋根の取り外しが可能
(トラップ)         一頭だて2輪、屋根なしの娯楽用馬車
ゲーム内に出てきた「オムニバス」の表記は今の所はなし。上記のどれかなのか、全く別のものなのか。

#漱石と倫敦ミイラ殺人事件(シャーロックホームズ・パスティーシュ/著:島田荘司)

漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)

漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)

  • 作者: 島田 荘司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/03/12
  • メディア: 文庫


・ゲームでは漱石さんの推理などは見れませんでしたが、こちらでは、ちょっと頭がおかしくなってしまったホームズ(原作で言う所のシャーロック・ホームズの回想「最後の事件」の後のお話かと思います)と漱石さんがある事件を追う姿が見れます。総ルビなので読みづらい感じはしましたが、お話は面白かったですよ。漱石さんが帰国する船に乗る前に、少し前に正気に戻ったホームズがヴァイオリンを弾きます。なんとなく大逆転裁判の最後の方でスサとさんお送り出すときのことを思い浮かべてしまいました。

*マップ
たまたまロンドンの地図を見ていたら、オールドベイリーの文字を見つけたので、色々と位置関係などを見てみました。
オールドベイリー.jpg

近くに王立裁判所なるものがあります。ちょっとドキドキしましたw 有名なロンドン橋も画面の端の方に見えますね。地図だと遠くに感じるのかもしれませんが、ホームズの住むベイカーストリートは距離がある様に思えました。更に遠景にしたマップはこちら↓
ロンドン.jpg

この地図のスコットランドヤード(ロンドン警視庁)は現在の建物がある場所で、過去に何度か移転をしている様です。ホームズの時代はもしかしたら別の場所だったのかも???原作を読んでいると、しょっちゅうヤードの刑事さんが来るので、私はてっきりホームズの住む場所の目と鼻の先にあるのだと思っていましたw

上記以外にも何かあったと思うのですが…思い出せず…><。また何か思いだしましたらこちらに追記していこうと思います。原作を全部読み終えたので…時間を見つけて2周目も遊べたらいいなと思います。原作を読むことで、もっと色々と見えてくることがあるのかもしれませんしね!
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